資本主義社会
商品経済が全面的に促進されるとしたら、それは買収の本格的な市場の発展によってのみでしょう。
これまでは不確実性のために、いくつかの意思決定が思うようにはかどらず、それらの意思決定が引き伸ばされてきました。
しかし、買収の客観的な価格の出現は、この不確実性を減らし、さらにはそれをなくしてしまいます。
要するに、買収は計画と似たような役割を果たすのです。
それは投資の重要性を強めます。
投資が長期になればなおさらでしょう。
買収のこの費用は、買収者相互の競争を激化させ、そのために買収者はより有利な個人的・集団的選択を求めざるをえなくなるのです。
それゆえ、このような買収契約から生ずる所得についてわれわれが期待すべきことは、この所得が市場の拡張の全面的な達成に寄与するであろう、ということです。
私的セクターにおいては、買収の増大がすでに恵まれている社会階層(企業経営者、政治家など)の所得を増やし、したがって貯蓄率を高めます。
また買収の増大は、それ以外の諸企業にとって有害な金利の高騰を引き起こさずに、追加的投資の資金調達を可能にします。
そうすれば、ドーピングの製品はただになり、危険がなくなるはずです。