重役引退者について
重役引退者は、引退時期が自分の都合や客観的基準ではなく、企業の都合で突如という場合が多く対応に戸惑うので、引退後の人生設計が立てにくいのです。
したがって重役に残った者のほうが引退後の計画と準備が必要だといえます。
こうしてみてくると窓際族というのも、決して悪くない処遇といえます。
定年の覚悟ができ、早くから準備にかかれます。
いまさらじたばたしたってしかたがないし、ゴマをする無駄も省けますね。
自分で自分を惨めにさえしなければ、50歳(このあたりから窓際に追いやられる)から60歳(いちおうの定年延長で当てがい扶持がある)までの10年間・・・
毎日家と会社の間を往復しながら、じっくり老後の設計をやれるのです。
会社でもあまり仕事がなく、時間的に余裕があるので、調査や資料集めには却って好都合です。
上役や会社側にしても、大久保彦左衛門や水野十郎左衛門並みの番方くずれに暴れられたり、不平不満、恨みつらみの数々を申立てられて手古ずるよりも大人しく老後設計でもやってくれていたほうがいいでしょう。
もしそこに窓際族から新しい発想の転換でも生まれれば、もっけの幸いです。
会社としてもむしろ窓際族の老後設計を積極的にすすめ、支援すべきでしょう。
"裏に道あり"。
・・・かならずそれだけの効果は表われてくると確信します。